OSS Gateワークショップで進行役をすることになった時に、あらかじめ準備をしておくと安心です。このページを読んで準備していきましょう。

1. スライドが表示できることを確認しよう!

事前にスライドの表示方法を確認しておきましょう。

スライドはいくつかの方法で表示することができます。自分が使いやすいと思う方法を選びましょう。

  • オフライン開催用スライド
  • オンライン開催用スライド
    • ソース:ローカルでRabbitを使って表示する
    • Rabbit Slide Show:Webブラウザーで表示する(Rabbitを用意する必要はない)
    • PDF:ローカルでPDFビューアーを使って表示する

2. シナリオを読もう!

ワークショップのシナリオには、開催する目的や大事にしたいこと、開催当日の各時間帯で行うことなどが網羅的に書かれています。

  • 当日の進行の段取りがシミュレートできる
  • スライドに書いてあることで大事なところはシナリオにも書いてあるので、どこが大事なポイントか分かりやすくなる

といったメリットがあるので、ぜひ時間をとってシナリオに目を通してください。

シナリオには要約的な情報が書かれていますが、それぞれの内容をより詳しく把握したい場合には、OSS Gateワークショップにサポーター参加した人がよく説明する内容を文章の形にまとめた、「これでできる! はじめてのOSSフィードバックガイド」という本も参照してみるとよいでしょう。 (紙書籍、電子書籍などの販売もありますが、原稿はすべて公開されていて、無料で読めます。) ワークショップ実施時には、特に以下の章が参考になるでしょう。

3. スライドを使って説明の練習をしてみよう!

具体的には以下のような手順でやってみましょう。

  1. スライドを自分のPCに表示する
  2. 一度スライドを通しで眺める
  3. シナリオに書かれている各時間帯とスライドの対応部分を確認する
  4. シナリオに書かれている各時間帯ごとに区切って、スライドを使って説明してみる
    • 自分以外に話す感じで
    • スライドを読み上げる
    • 自分の言葉として噛み砕いてみる

自分の言葉で説明する/しないの判断のしかた

スライドの内容は複数の進行役経験者で改善されてきているものなので、基本的には読み上げるだけでもビギナーとサポーターにとって分かりやすいものになっているはずです。

ですが、実際に進行役がスライドを1枚ごとに切り替えて説明するうえでは、スライドの中に趣旨がピンとこない箇所があるかもしれません。そのような箇所を説明する際は、とっさに言葉が出てこなかったりするものです。

事前に「ここは要するにこういうことを言っているのだな」という「言い換え」を頭の中でしておくことで、そのような言葉のつっかえを軽減することができます。

また、自分のOSS開発の経験や、OSS Gateワークショップに参加した経験と結びついた大事な何かがあるときに、スライドの内容と一緒に話すと、実感を伴った説明になるので良い説明になります。

4. 動画をみてみたり人に相談してみよう!

もしスライドやシナリオだけではピンとこないところがあったり、想像するのが難しいところがあったら、1人で悩むより行動してみると良いかもしれません。

動画で実際の進行をみてみよう!

文章を読む以外に、動画の形でもワークショップの様子を見ることができます。 実際のワークショップで説明している様子を収めたものなので、ワークショップの雰囲気や進行役が喋っていることがよく分かり、参考になるはずです。

オフライン開催時の様子の動画:

OSS Gateオンラインワークショップ(2021年6月12日開催分)の配信アーカイブ:

配信アーカイブはイベント内容そのものなので、長さが6時間あります。集中して見るのは大変なので、動画の下の⚙(歯車アイコン)から「再生速度」→「2」を選択するなどして再生速度を上げ、作業のBGM代わりに流し見されることをお薦めします。

Gitterで人に相談してみよう!

OSS GateコミュニティではやりとりにGitterを使っていて、アカウントを持っていれば誰でも発言することができます。地域にあわせて、いくつかルームが分かれています。

上記に自分の地域のルームがなかったら、ルームの一覧から探してみてください。

ピンとこないところをワークショップを開催する地域のルームで相談してみましょう。ワークショップをよく知っている進行役経験者がアドバイスしてくれます。