OSS Gateへようこそ!
OSS Gateとは
「OSS Gate」とはOSS開発に参加する人を増やす取り組みです。2015年12月15日から始めた取り組みです。
取り組みの名前に「Gate」と入れたのは、まだOSS開発に参加していない人が参加する人に変わる「入り口」を提供する、という理由からです。
OSS Gateを始めた理由
OSS Gateを始めたのは「まだOSS開発に参加していない人が参加する人になるための支援の仕方がわかった」からです。つまり、OSS開発に参加する人を増やす方法を1つ見つけたということです。
1998年にオープンソースという言葉ができてから15年以上たった現在、OSSは当たり前のものとなり、知らず知らずのうちに使っているものになりました。あなたがこのページを読むために使っているWebブラウザーもOSSかもしれません。
このようにOSSが普及したのは、OSSを使っている人だけでなく、OSSを開発している人たちがいたからです。しかし、OSSが普及して知らず知らずのうちに使っている人が増えるに従い、「OSSの開発に参加できる」ということが忘れられていきました。まわりに若い人がいたら聞いてみてください。「使っている人ならだれでもOSSの開発に参加できるって知っていますか?」
「OSSの開発に参加できる」ということを知らないと新しくOSSの開発に参加する人も減っていきます。OSSの開発に参加する人が減っていくとOSSが衰退していくかもしれません。それを危惧しています。
これからもOSSが普及していくためにOSS開発に参加する人を増やしたい、そして増やす方法を 見つけた、それがOSS Gateを始めた理由です。
OSS開発に参加する人を増やす方法
まだOSS開発に参加していない人が参加する人になるための支援の仕方は簡単なことでした。一緒にOSS開発に参加すればよかったのです。
まだOSS開発に参加していない人が参加していない理由は漠然とした不安だったのです。知らないこと・やったことがないことに対して不安を覚える、と言えばピンとくる人もいるかもしれません。
この不安は一度経験してみれば解消できます。経験すればそんなに心配することでもなかったということがわかるからです。「くぐってしまえば、別になんてことはなかった。」OSS Gateという門をくぐることでそれを実感して欲しいのです。
そういうわけで、OSS Gateは「OSS開発経験者」が「OSS開発未経験者」を支援するワークショップを開催しています。OSS Gateワークショップです。このワークショップでは、「OSS開発経験者」が「OSS開発未経験者」がはじめてOSS開発に参加することをサポートします。「そういうときはこうしたらいいよ」、「バグレポートを出す前にレビューするよ、そしたら安心して出せるでしょ?」、「自分も最初は不安だったけどやってみたら大丈夫だったよ、さぁ、やってみようよ」、そんな風にはじめてのOSS開発を後押しします。
なお、「OSS開発経験者」は「すごいOSS開発経験者」でなくて構いません。テクニックを教えることが大事なのではなく、経験することを後押しすることが大事だからです。「自分もこの間はじめてOSS開発に参加したけど大丈夫だったよ!むしろ楽しかったよ!」そんな人でもよいのです。そんな人のサポートが未経験者の不安を払拭するかもしれません。
協力者募集
「OSS開発に参加する人を増やす」というOSS Gateの目的に賛同する協力者を募集しています。OSS Gateは「継続的に」OSS開発に参加する人を増やすことを大事にしています。そのためには、特定の人に依存しすぎず、いろんな人たちで運用できる必要があります。特定の人に依存するとその人が動けなくなったときに活動できなくなるからです。
次のような人の協力をお待ちしています。
- OSS開発未経験者をフォローする人
- 「すごいOSS開発経験者」でなくて「ただのOSS開発経験者」で十分です。ワークショップに参加してフォローしてください。
- ワークショップ会場を準備してくれる人
- ワークショップを開ける会場を確保してください。
- 宣伝してくれる人
- もっとOSS開発未経験者、協力者を増やしてください。
- イベントで紹介したり、ブログに書いたり、いろんなやり方があるはずです。
協力してくれる方はGitHubのoss-gate organizationのメンバーに加わってください。やり方はメンバー参加方法に書いています。
他にもチャットで既存のメンバーとやりとりできます。気になることはここで質問してください。
なお、OSS Gateに協力する理由はなんでも構いません。たとえば次のような理由でも構いません。
- サポートすることが好きだ
- 採用につながるかも
- 楽しそう
- 自分のプロジェクトの開発に参加する人が増えるかも
- 会社の宣伝になるかも
- 友達が増えそう
- なんとなくよさそう
- ユーザーが自由に使えるソフトウェアが重要であると考える人が増えるといいな
OSSはざっくりいうとユーザーが実行・改造・再頒布できるライセンスを設定したソフトウェアのことです。それに対してどのようなメリットを見出すかは人それぞれです。OSSはそういうものです。そのため、OSS Gateも協力する理由をどのようなところに見出すかは人それぞれで構いません。
みなさんの協力をお待ちしています。
参考情報
- OSS開発に参加する人を増やす取り組み「OSS Gate」を開始 - ククログ(2015-10-20):OSS Gate立ち上げのアナウンスです。
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