OSS Gateワークショップ2016-05-28

2016年5月28日開催のワークショップOSS Gateワークショップ2016-05-28東京Ruby会議11と同じ建物(秋葉原コンベンションホール)で開催します。東京Ruby会議11実行委員会から24名入る部屋を提供してもらったからです。ありがとうございます。

東京Ruby会議11ではOSS Gateに興味のある人が質問したりワークショップを見学できる機会を設けています。東京Ruby会議11に参加する方でOSS Gateに興味のある方は須藤さんを捕まえてください。

Rubyist向けOSS Gateの説明

一般的なOSS Gateの一般的な説明はOSS Gateへようこそ!にまとめてあるので、ここではRubyist向けにOSS Gateを説明します。

「OSS Gate」とはOSS開発に参加する人を増やす取り組みです。Rubyist向けに言い直すと、「gemの開発に参加する人を増やす取り組み」、「Ruby本体の開発に参加する人を増やす取り組み」と言ったところです。

「開発に参加する」というと敷居が高いと感じるかもしれませんが、ここでは「問題にぶつかったことを開発者にフィードバックする」というくらいのことです。たとえば、「READMEに誤字があったので教えてあげる」、「インストールが失敗したので相談する」、といったことです。「バグを見つけたので修正してパッチを送る」、「遅いので高速化する」、といった技術的に難しいことだけが「開発に参加する」ということではありません。

たとえフィードバック内容が技術的に難しくなかったとしても、実際にフィードバックしない人が結構いるのではないでしょうか。OSS Gateではそんな人たちをフォローしてOSS開発に参加する人を増やしたいのです。

OSS開発に参加する人を増やす方法

具体的にどうやってフォローするかというと「一緒にやって経験してもらう」です。前述の通り、技術的に難しいことではないので、フィードバックしようと思えば技術的には簡単にできます。しかし、技術的なこと以外の障害があります。「やったことがないから」フィードバックしていない、「やったことがないから」フィードバックするという選択肢がなかった、という人もいるのです。そんな人たちが「やったことがある」人たちになればフィードバックできるようになります。つまり、OSS開発に参加する人が増えます。

この「一緒にやって経験してもらう」を実現するために、隔月最終土曜日に「OSS Gateワークショップ」を開催しています。そして、次回開催が東京Ruby会議11と同じ2016年5月28日なのです。

「gemの開発に参加したいとは思うけどなかなか手をだせない」、「Ruby本体の開発に参加したいとは思うけどなかなか手をだせない」という方はぜひOSS Gateワークショップに参加してみてください。gemやRuby本体の開発に参加することの敷居がグッと下がるはずです。

なお、東京Ruby会議11とOSS Gateワークショップのどちらにも興味のある人は東京Ruby会議11の方に参加することをオススメします。前述の通りOSS Gateワークショップは隔月最終土曜日に開催しているため、この後も何度もありますが、東京Ruby会議11は今回しかないからです。

東京Ruby会議11のチケットには割引チケットもあります。学生の方は割引対象です。(学生以外にも割引対象となる方はいます。)ぜひ活用してください。

「gemの開発に参加したい」、「Ruby本体の開発に参加したい」という方は2016年7月30日開催のOSS Gateワークショップ2016-07-30に参加してください。

協力者募集

OSS Gateワークショップは「OSS開発経験者がOSS開発未経験者と一緒にOSS開発を経験する」ワークショップです。そのため、このワークショップを開催するには「OSS開発経験者」が必要です。gem・Rubyの開発に参加したことがある(たとえばバグレポートをしたことがある)人はぜひ「メンター」としてOSS Gateワークショップ2016-05-28に参加してください。(あるいは今後のワークショップに参加してください。)

前述の通り、技術的に難しいことを経験するワークショップではありません。なので、「バグレポートはしたことがあるけど、しょぼいやつだったから自分はメンターはできない…」と思わないでください。内容は問いません。経験したことが大事なのです。もし、自分は大したことがないと思っているなら、「こんな自分でも開発に参加できたよ。あなたも大丈夫だよ!」とフォローしてあげてください。未経験者は安心するはずです。

それでは、みなさんの参加をお待ちしています。